ブリッジインターナショナル株式会社は、2018年10月東京証券取引所マザーズ市場に上場し、今年上場3年目を迎えます。

当社グループは2002年1月に設立以来、BtoB企業に対してインサイドセールスの導入による法人営業改革の支援を実施してきました。設立当初は、日本企業においてインサイドセールスの認知度自体が非常に低く、「法人営業のプロセスを非対面営業と訪問営業でプロセス分業する」考え方に否定的なご意見も多く、「すべての営業プロセスを訪問して、対面で活動」するという考えが根強くありました。

当社グループは先駆者として日本の将来にむかっての経済成長に、「インサイドセールスは必要不可欠な営業モデルである」ということを説明することに力を注いでまいりました。徐々にその認知度は高まり、2018年の当社の上場、そして昨年からの新型コロナウイルスの影響により日本においても非対面の営業モデルであるインサイドセールス導入・運用支援の需要は急拡大、インサイドセールスは「新しい営業モデル」から「標準的な営業モデル」へ進化しつつあります。

さらに、昨今の日本企業において新しい顧客接点方法の検討に背中を押され、他部門と比較すると導入スピードが遅い傾向の営業のデジタルトランスフォーメーション（DX）への取組も本格的に進行し始めており、その導入支援が求められています。

また2021年4月より、株式会社アイ・ラーニングの全株式を取得し、新たなセグメントとして研修事業が加わりました。同社は1990年よりIBM製品およびIT技術者研修を企業にむけて提供しておりますが、当社グループの傘下に加わったことにより、今後の強みとなるDX推進研修強化、セールスイネーブルメントとしての営業研修の提供を開始します。

当社グループは、このような環境のもと、グループ一体となって、インサイドセールス、DX、そしてセールスイネーブルメントのリーディングカンパニーとして、日本の法人営業改革を実現していく所存です。

今後とも皆様の一層のご支援・ご鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。

2021年8月

ブリッジインターナショナル株式会社
代表取締役社長 吉田融正